ほどかれた糸

 

 

 

いま、わたしたちに必要なことは

人間の本質を知ること

わたしたちの本質は 

愛であり 無限であり 完全無欠


だからほんとうは

言葉という限定的な手段で

表現し尽くすことはできない

それでもわたしは

言葉をつかう

なぜなら それを与えられたから




意図せずに

世間のルールに縛られ

過去の体験にとらわれ

他人の価値観を採用し

限定的に生きてきた自分に

気づく時が来た


わたしたちは

本当は自由だったということに

気づく時が来た

そろそろ

わたしたちの本質を知るとき




不自由な肉体に宿り

不完全な社会に生かされ

それでも一生懸命に生きてきた

なぜ私は生まれたの?

なぜ私は生きなければならないの?





やっとわかったことがある





あのね、じつは「わたし」は2つある





ひとつは「自我」の私

思考であり 感情であり 

移ろい変化する


肉体があって育つもので

いろいろな経験、記憶、

学んだものが詰まっているよ





もうひとつは「本質」のわたし

自我が生まれる前からあって

自我がなくなってからも存在する

永遠の存在


愛であり 調和であり 

すべてを内包する完全な存在

ぜんぶの極性を超えた 輝く大きな存在


自我が大きな声でしゃべるとき

静かに黙って見守っているよ





わたしたちは これまで

「自我」を自分だと思い込んできた


そうした結果

悩み苦しみ ときに 

生きづらさを感じてきた


そうでしょう?


だからね そろそろ

「本質」の自分に気付く時だよ





本質は胸の奥で

あなたが その存在に気づくのを 

今か今かと待っている


あなたの力を取り戻す唯一の方法は

本質を知ること





そうだからと言って

自我が悪者というわけではないよ


自我があるからこそ

わたしたちは目的を持ち

考え行動することができるの

自我も大切 必要だよ


ただ、本質に意識を置くと

気まぐれな自我は

もうあなたの邪魔をしなくなる


そして感情はただの反応から、

あなたのナビゲーターに変化する





本質を感じると

平和と安心がもたらされる

すべてを愛おしく感じられる 


本質を感じるその刹那(せつな)

感動で涙が出そうになる

忘れられない満ちた感覚


やってごらん

まずは胸の奥を意識することから





過去や未来に意識を飛ばすから 

不安になる


意識を今に集中しよう


変えられるのは「今」しかない


今を変えると 

過去も未来も変わってしまう


力があるのは「今この瞬間」だけ





みんなもがいている

人間として生きることは ややこしい

時間、空間、肉体という制限の中で

生きるのはそう単純じゃない


でも

制限があるからこそ 

自由を知ることができる

孤独を感じるからこそ 

愛を知ることができる


わたしたちには

立ち返るところが 

ちゃんと用意されている


さあ 胸の奥を感じてごらん

その胸の内、奥深くに

確かな愛が

本質が

存在している


今はわからなくとも

きっとわかる日が来る





わたしたちの本質は

愛であり 無限であり 完全無欠


そろそろ

思い込みの糸をほどこう


そして

人生の最高の可能性を生きよう


あなたの胸の奥深くに住む大きな存在が

力強くあなたを支えているよ


本質こそがわたしたちの正体


さあそろそろ

目をさます時だよ

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